Adobe Illustrator[アドビ イラストレーター]CS2|ベジェ曲線の基本操作~ペンツールで直線を描いてみよう(1)~

2018年5月17日

こんにちは。ノブタニです。

今回からいよいよアートボード上での基本操作をご説明していきたいと思います。

 

イラストレーターでデータを作成するうえで、基本となるのが「ベジェ曲線」と呼ばれるものです。

イラストレーターで表現されている線や図形は、すべてベジェ曲線の仕組みで描かれています。

まずはベジェ曲線とはどういうものなのかをご紹介させていただきます。

 

実は、私もベジェ曲線に関しては、名称は聞いたことがあるものの、詳細はあまり詳しく知りませんでした。

ブログを書くにあたって、もう一度参考書などを読む中で私も知ったぐらいです。

非常にお恥ずかしい。。。

基礎知識をすっとばしてイラストレーターを使い始めたので、ブログを書きながら基礎は大事だな~と痛感していますw

 

では前置きはこれぐらいで早速説明を始めて行きましょう。

 

ベジェ曲線とは

ベジェ曲線は、自動車メーカーで有名なルノー社の技術者であるBezier氏が考案した、4つの点で曲線のカーブを調整するという方式で表現された曲線のことを指します。

 

まず、図1で直線が描かれていますが、線の両端に四角形の点が表示されています。これは「アンカーポイント」と呼ばれており、この表示が線の端であることを表しています。

ベジェ曲線では、2つのアンカーポイントを結ぶことで線を表示しているのです。

線の黒い部分は、イラストレーター上で線の色と幅を指定して表現された線分で、実際に出力する際に表現される部分となります。

線の色と幅はパネルの「カラー」と「線種」で指定を変更することができます。

線の水色の部分は、ベジェ曲線で描かれた基本の線を表しており、これを「セグメント」と呼びます。

セグメントは初期設定では水色の線で表現されていますが、イラストレーターの設定で線の色を変更することができます。

 

次に、図2で曲線が描かれていますが、両端のアンカーポイントからそれぞれセグメントと同色の線が伸びていることが分かります。

この線を「方向線」といい、方向線の先端にある点を「方向点」と言います。

ベジェ曲線では、この方向点とアンカーポイントの位置によって、表示される曲線を計算し描き出される仕組みとなっています。

図2のベジェ曲線の方向点だけを動かすと図3のような曲線で表示されます。方向点の動かし方次第で曲線が再計算され描き直されているのです。

イラストレーターでは、このベジェ曲線を描き出し組み合わせることで、さまざまなデザインを作り上げていきます。

 

ペンツールで直線を描画するには

では実際にベジェ曲線を描画していきます。

今回は、イラストレーターでの描画で基本となるツール、「ペンツール」を使って最も簡単な直線を描いてみます。

ペンツールで点(アンカーポイント)を作成していくことで、アンカーポイントの間に線(セグメント)が繋がり、さまざまな図形(パス)が描画されていきます。

…ツールパネルで「ペンツール」をクリックし選択します。

…アートボード上の始点とする位置でクリックし、「アンカーポイント」を作成します。

…アートボード上の別の位置でクリックし、「アンカーポイント」を作成します。

で作成した「アンカーポイント」の間が線でつながり直線ができ上がります。

 

描画されたパスについて

今回のご説明で使用しているペンツールの他にも、描画用のツールで描いた図形や線は全てパス」といい、ベジェ曲線の同じ構造で作成されます。

パスは、実際に表現される実線部分の」と、線に囲まれた内側の領域である「塗り」で構成されており、パネルの「カラー」や「線種」などで色や線の種類を設定・変更することができます。

 

オープンパスとクローズパス

パスには2つの種類があり、直線や弧の形のものなど線やセグメントが開いた囲われていない図形をオープンパス」といい、四角形や円形などの線やセグメントが閉じて囲われている図形をクローズパス」と呼びます。なお、オープンパスの両端(始点と終点)にあるアンカーポイントを端点」といいます。

オープンパスとクローズパスは、パスとしての違いは特にありませんが、「塗り」の色を設定した際に違いが出てきます

 

クローズパスで塗りの色を設定した場合、線に囲まれた内側に色が付きますが、オープンパスの場合は、端点(始点と終点)を直線で結んだ時にそのパスの領域内より内側に入る部分に色が付きます。

ですので、線が交差しているようなパスでも、端点を結んだ領域のみ色が設定されます。

 

 

 

描画を終了するには

ペンツールでは、クリックする毎にアンカーポイントが作成されパスが続いていきますので、描いているパスの描画を終了又は別のパスを描画するためには、以下のどれかの操作を行って描画を終了することが必要です。

 

●「Enter」キー(Macの場合は「Return」キー)を押す

●ツールパネルで使用しているツール以外のものをクリックし選択する

●ドキュメント上の描画したパス以外の部分を「Ctrl」キー(Macの場合は「command」キー)を押しながらクリックする

●メニューバーの「選択」から「選択を解除」をクリックし選択する

●クローズパスにする(クローズパスは前述にて説明有)

 

尚、「Enter」キー(Macの場合は「Return」キー)を押した場合と、クローズパスにした場合は、パスが選択されたままとなります。

描画の終了方法は、他の描画用パネルツールでの作業を終了する場合でも有効です。

 

基本的なペンツールでの直線の描き方は以上となります。

次回は、本記事に書ききれなかった、ペーンツールを用いてのさまざまな種類の直線の描画方法を説明していければと思っています。

 

では、今日はこの辺で。ノブタニでした。

 

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